Zwiftの「ウェイトドーピング」ってなに?

Zwift特有のドーピング「ウェイトドーピング」と何か、ウェイトドーピングを行うことのデメリットについてまとめました。

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Zwift特有の現象を利用したドーピングが「ウェイトドーピング」

仮想世界をライドするZwiftでは、実世界とは違った計算方法で速度などを算出して、アバターを走行させていますが、その中でも影響がもっとも大きく、速度の決め手になるのが「パワー」と「体重」、そしてそれらの総合指標である「PWR(パワー・ウェイト・レシオ)」です。

PWR (Power Weight Ratio)

PWRは、1時間維持できるパワーである「FTP」を体重で割った数値で、分子である体重を小さくすると大きく算出されます。Zwift内では単純に「W/KG」と表示されるため、厳密にはFTPではなく、直近のパワーを体重で割っているようにです。

Zwiftの仮想世界ではPWR(W/KG)の高いユーザーほど速度が速くなるように設計されているため、レースやグループライドの時だけ体重を軽くすることで、他のユーザーよりも速く走れてしまうのです。

これが「ウェイトドーピング」と呼ばれる手法です。

「ウェイトドーピング」は常に取り締まりされる

Zwiftでは、ウェイトドーピングなどのチート(ズル)は、コミュニティの運営上問題だと認識しているため、ウェイトドーピングが出来ないようにアプリが随時アップデートされています。

また、公式のレースだと、明らかに軽すぎる体重でエントリー出来ないようになっていますが、公式ではないZwift草レースではかつては「レース中に体重を編集する」というウェイトドーピングが行われていたことがあります。

この手法は、エントリー時だけ正しい体重で登録して、レース中、例えば登りになった段階で体重を軽く変更し楽に登って、レース終了前に元の体重に戻すという手法でした。

ただ、この手法もZwiftアプリのアップデートによって塞がれているため、現在は出来ません。

ズルはしないで、Zwiftを楽しもう

従来のドーピングと違って、ウェイトドーピングはクリック一つで出来てしまう手軽さから、誰でも出来てしまうZwift特有のドーピングです。

レースで勝ちたい、もっと良い結果を出したいと思ってウェイトドーピングをしてしまうのかもしれませんが、最悪アカウント停止になることもあるので、軽い気持ちでもウェイトドーピングはしないようにしましょう。

ズルはしないで、Zwiftを楽しむのがベストですね。