Zwiftをプレイするのに必要なネット通信環境は?
公開日:2022-01-13
Zwiftをプレイするのには、どれくらい高速なネット通信環境が必要なのでしょうか?今回は、通信制限ありのモバイル回線でテストしてみました。
Zwiftのプレイに必要な通信速度
Zwiftの公式サポートによると、通信速度は16kbpsでデータを通信するとしています。
Q. Zwiftはどの程度のデータ量が必要ですか?
A. Zwiftでは平均で約16,000ビット/秒、つまり約55 MB/時でデータを転送します。
一瞬55MB/sも必要なのか?と勘違いしがちですが、55MB/時です。1時間で約55MBデータ通信するということですね。
光回線などの固定回線は100Mbpsほど出ることもありますし、スマホのLTE回線でも実測で30〜50Mbpsとされているので、スマホの回線でも問題ないでしょう。
格安SIMの通信制限モードが128kbpsくらいにことが多いので、実はZwiftをプレイするだけなら、格安SIMの通信制限モードでもプレイができるはずです。
ただし、これは「Zwiftアプリの最新版がインストールされた状態で、ライドをする際の通信状況」ですので、Zwiftアプリのアップデートや、Zwiftアプリ内でのデータ更新が発生している際のデータ通信条件とは異なります。
Zwiftはワールドのデータなどをアプリ内に持っているため、Zwiftアプリが最新データを取得する際は、高速回線を利用した方が良いでしょう。
実際にプレイしてみよう
では、通信制限状態のスマホ回線でどれくらいZwiftがプレイできるかを検証してみます。
通信環境は、auの新ブランド「povo 2.0」を挿入したiPhone 7で、データ通信オプションなしの状態でおこないます。
povo 2.0はデータ通信オプションを追加しない場合は、128kbpsで通信ができる仕様になっているので、理論上はZwiftをプレイ可能なはずです。
ログインからライド開始まで
Zwiftアプリの立ち上げからメイン画面まではスムーズに移動します。しかし、メイン画面のイベントのロードや他のライダーのリストなどのロードは遅く、数秒待って表示されました。
ライドはどうか?
適当なコースを選んでライドをしてみます。ワールドの読み込みは遅く、通常なら数秒のところが20秒くらいかかりました。
しかし、一度ワールド画面に入ってしまえば、画面の描画がもたついたり、他のライダーが表示されなかったりといった不具合は全くなく、高速通信をしている時と全く同じようにライドができました。
そもそもZwiftアプリが通信しているデータが16kbpsで、低速通信時の1/8程度なので問題ないのは当たり前かもしれません。
結論:現在の通信環境なら気にする必要はない
今回は検証で、最大速度128kbpsというかなり遅い通信環境で検証してみましたが、プレイ自体は問題ないということがわかりました。
Zwiftはオンラインゲームでもあるので、通信速度を気にする方もいるかもしれませんが、ほとんど心配しないで良いということですね。