Zwiftをプレイするのに必要なネット通信環境は?

Zwiftをプレイするのには、どれくらい高速なネット通信環境が必要なのでしょうか?今回は、通信制限ありのモバイル回線でテストしてみました。

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Zwiftのプレイに必要な通信速度

Zwiftの公式サポートによると、通信速度は16kbpsでデータを通信するとしています。

Q. Zwiftはどの程度のデータ量が必要ですか?
A. Zwiftでは平均で約16,000ビット/秒、つまり約55 MB/時でデータを転送します。

一瞬55MB/sも必要なのか?と勘違いしがちですが、55MB/時です。1時間で約55MBデータ通信するということですね。

光回線などの固定回線は100Mbpsほど出ることもありますし、スマホのLTE回線でも実測で30〜50Mbpsとされているので、スマホの回線でも問題ないでしょう。

格安SIMの通信制限モードが128kbpsくらいにことが多いので、実はZwiftをプレイするだけなら、格安SIMの通信制限モードでもプレイができるはずです。

ただし、これは「Zwiftアプリの最新版がインストールされた状態で、ライドをする際の通信状況」ですので、Zwiftアプリのアップデートや、Zwiftアプリ内でのデータ更新が発生している際のデータ通信条件とは異なります。

Zwiftはワールドのデータなどをアプリ内に持っているため、Zwiftアプリが最新データを取得する際は、高速回線を利用した方が良いでしょう。

実際にプレイしてみよう

では、通信制限状態のスマホ回線でどれくらいZwiftがプレイできるかを検証してみます。

通信環境は、auの新ブランド「povo 2.0」を挿入したiPhone 7で、データ通信オプションなしの状態でおこないます。

povo 2.0はデータ通信オプションを追加しない場合は、128kbpsで通信ができる仕様になっているので、理論上はZwiftをプレイ可能なはずです。

ログインからライド開始まで

Zwiftアプリの立ち上げからメイン画面まではスムーズに移動します。しかし、メイン画面のイベントのロードや他のライダーのリストなどのロードは遅く、数秒待って表示されました。

メイン画面に遷移しても、一部表示されない項目が出てくる

ライドはどうか?

適当なコースを選んでライドをしてみます。ワールドの読み込みは遅く、通常なら数秒のところが20秒くらいかかりました。

しかし、一度ワールド画面に入ってしまえば、画面の描画がもたついたり、他のライダーが表示されなかったりといった不具合は全くなく、高速通信をしている時と全く同じようにライドができました。

そもそもZwiftアプリが通信しているデータが16kbpsで、低速通信時の1/8程度なので問題ないのは当たり前かもしれません。

結論:現在の通信環境なら気にする必要はない

今回は検証で、最大速度128kbpsというかなり遅い通信環境で検証してみましたが、プレイ自体は問題ないということがわかりました。

Zwiftはオンラインゲームでもあるので、通信速度を気にする方もいるかもしれませんが、ほとんど心配しないで良いということですね。