Zwiftのランプテストとは?FTPから自身の脚力を把握しよう

自身の脚力を数値化できるFTPを短時間で簡単に計測することができるZwiftのランプテストについて、計測方法や使い方、計測結果の活用方法を解説します。

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Zwiftのランプテストとは?

Zwift(ズイフト)は、仮想世界でのサイクリングトレーニングを提供するプラットフォームですが、ただサイクリングやレース、グループライドを楽しむだけでなく、効果k的にトレーニングをするためのワークアウト機能も備えています。

Zwiftのワークアウトの中でも「Ramp Test(ランプテスト)」は、短時間で効果的にFTP(Functional Threshold Power)を計測する手法の一つです。

ランプテストの内容とFTPの計測方法

Zwiftのランプテストは、短いウォーミングアップ後に、ターゲットパワーに合わせてトレーニングをします。ターゲットパワーは1分ごとに20Wずつ上がっていき、限界となった時点での1分間のパワーを基にFTPを計算します。

ランプテストでのFTPの計算方法は「最後の1分間の平均 x 0.75」となっており、仮に踏めなくなった時のターゲットパワーが200Wだとすると、FTPは「200W x 0.75 = 150W」となります。

ランプテストは短時間で効果的にFTPを計測できる

ローラー台トレーニングでFTPを計測する方法は様々ですが、FTPは「1時間で出せる最大出力」を示す値なので、1時間程度のテストが一般的です。

一方で、ランプテストは、約20分間のインターバルトレーニングを通じて個々のFTPを計測します。そのため、ランプテストはウォーミングアップとクールダウンを含めて最短で30分ほどあれば完了することができ、短時間で現在の自分の脚力を計測することが可能です。

実際にランプテストをやってみよう

ランプテストはZwift上で簡単に実施することができます。

  1. Zwiftのメニューからトレーニングを選択
  2. 「FTP Test」のセクションを選択
  3. 「Ramp Test」を選択し「ワークアウト」ボタンをクリックするとスタート

とても簡単ですね。あとはZwiftの画面の指示に従ってワークアウトを進めていけばOKです。

テスト結果の活用用法

ランプテストが終わるとワークアウト画面上にFTPの値が表示されますが、自身のFTPをどう解釈し、今後のトレーニング活かしていくかが大事です。

ロードバイクやMTBにおける総合的な脚力はFTPだけで測ることはできませんが、一つのわかりやすい指標ではあります。

日々のトレーニングでFTPを少しずつ上げていくためには、自身のFTP値よりも高い数値をターゲットにしたトレーニングに取り組むのが重要です。

Zwiftのワークアウトを利用するのも良いですし、単純なワークアウトが苦手な場合はZwiftのレースに参加するのがオススメ。ライバルと競うことで、自分を強制的に追い込むことができ、自然と平均パワーが高めのトレーニングができます。