Tacx NEOシリーズに前後の動きをつける「Tacx NEO Motion Plates」が発売

ガーミンは、同社のスマートトレーナー・Tacx NEOシリーズに取り付けることで前後の動きをつけることが可能になる拡張アクセサリー「Tacx NEO Motion Plates」を発売しました。価格は46,800円。

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もともとある左右の動きに加えて前後の動きをプラス

今回新しく発売された「Tacx NEO Motion Plates」は、Garmin傘下のTacxのスマートトレーナー・Tacx Neo、Tacx Neo 2、Tacx Neo 2Tで使うことが出来る拡張アクセサリ。日本での定価は46,800円。

もともと、Tacx Neo、Tacx Neo 2、Tacx Neo 2Tは左右の傾きを許容するフレーム構造で、リア固定式ながらもペダリング時に発生するフレームの傾きを発生させることが出来るスマートトレーナーでした。

今回発売されたTacx NEO Motion Platesは、この左右の動きに加えて前後にも動くようにすることで、より実走に近い感覚でトレーニングが可能になります。

Tacx NEO Motion Platesはどういう仕組み?

Tacx NEO Motion Platesは、Tacx Neoシリーズの筐体の足に取り付けるプレートに前後50mmの動きをつける機構を搭載。イメージ的にはこれらの上に、スマートトレーナーとバイクを乗せることで、前にスライドする動きが発生する形になります。

実際に使っているレビュー動画を見てみると、想像以上に前後の動きが発生しており、フレームの動きも実走時に近いイメージです。

マグワイザーについては汎用的なデザインですが、スマートトレーナーに取り付けるプレートはTacx NEOの筐体に合うようにデザインされていて、マグネットで接続するタイプなので、他社のスマートトレーナーでは使うことが出来ません。

Tacx NEO Motion Platesのメリット

Tacx NEO Motion Platesのメリットは主に二つあります。

  1. 実走に近い環境でトレーニングが出来る
  2. 膝などのライダーの身体への負荷、固定したフレームの捩れによる負荷の両方を軽減

まず、実走に近い環境でトレーニングが出来るという点は、スマートトレーナーの弱点とも言える点で、各社最新モデルではここを解消できる機構を追加してきています。Tacxはそれを拡張オプションで実現したというわけです。

実走ではペダリングやフォーム次第でバイクは前後左右に傾いたり動いたりしていますが、固定式であるスマートトレーナーではこの動きがありません。そのため、3本ローラーなどと違ってペダリングに変な癖がついたり、パワー偏重のフォームになってしまったりするという悩みがありました。

また、実走とは違う環境での走行は、ライダーの身体やバイクのフレームに本来ならない負荷を与えます。これが怪我に繋がったり、フレームの破損やクラックにつながる可能性がありました。

こうしたスマートトレーナーの問題点を、前後左右の動きをつけることで軽減させることが出来るのが、Tacx NEO Motion Platesのメリットです。