ローラー台初心者のためのローラー台用語集

ローラー台を始めようと思って調べていると、意外と専門用語が出てきてわからないことがあります。今回は、初心者のためのローラー台用語をまとめました。

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スマートトレーナー

かつては、パワーやケイデンスなどの走行データを取得できるローラー台を「スマートトレーナー」、アプリと双方向通信ができるローラー台を「インタラクティブトレーナー」と呼んでいましたが、ここ数年でどちらも搭載するローラー台のことを「スマートトレーナー」と呼ぶようになっています。

現在では、ローラー台各社のフラッグシップはほとんどが「スマートトレーナー」となっています。

Bluetooth、ANT+

スマートトレーナーとアプリを接続するための無線通信規格がBluetooth、ANT+。BluetoothはPCやスマホで使われているBluetoothと同じもので、ANT+はフィットネス機器で採用されている専用の通信規格です。

Zwiftなどのトレーニングアプリを利用する際は、ローラー台上のライドデータを何かしらの方法で取得してアプリ側にデータ送信する必要がありますが、その際にデータ通信が使われます。

スマホやタブレットと通信するならBluetoothが、サイコンやフィットネスウォッチと通信する際はANT+が使われます。

フライホイール

ローラー台で負荷を生み出しているのがフライホイールと呼ばれる装置です。

重いフライホイールほど高い負荷を生み出せるため、かつてはローラー台の特徴としてフライホイールの重さがフィーチャーされていましたが、スマートトレーナー全盛期となってから最大負荷がパワーで表現されるようになったため、特別フィーチャーされなくなりつつあります。

パワーメーター

自転車を漕ぐ力を数値化するためのパーツがパワーメーター。パワーメーターはここ数年で製品が増えてきた発展途上のパーツで、

  1. ペダル式
  2. クランク式
  3. ハブ式

などがあります。スマートトレーナーの場合は、ドライブ内に光学式などの独自のパワーメーターを装備していることが多くなります。

パワー精度

パワーメーターやスマートトレーナーでパワーを検測する際の精度。製品ごとに精度のバラツキがあり、下位グレードだと精度は±5%ほどですが、上位モデルではパワー精度は±1%まで向上します。

トレーニングに高いパワー精度を求めないのであればこだわる必要のない部分ですが、バーチャルサイクリングなどでレースに参加する際は、数%の差が勝負を分けることもあります。

ダイレクトドライブ、ホイール・オン・ドライブ

ここ数年で各社のフラッグシップローラー台が採用しているのがダイレクトドライブ式。自転車の後輪を使わず、ローラー台に取り付けられたハブにスプロケットをつけて、ローラー台のハブを直接回転させることから「ダイレクトドライブ」と呼ばれます。

一方で、ローラーの上をホイールを走らせるタイプをホイール・オン・ドライブ式と呼びます。リアエンドを固定する固定ローラーだけでなく、3本ローラーもホイール・オン・ドライブです。

アバター

バーチャルサイクリングという仮想空間で自分を実体化するキャラクターをアバターと呼びます。

アプリによってはアバターの顔や髪型をカスタマイズしたり、好みのウェアを着せることもでき、アバターのカスタマイズのバーチャルサイクリングの楽しみの一つとなっています。