ローラー台の「Zwift対応」に注意しよう

Zwiftをプレイするためにローラー台を探していると、「Zwift対応」と記載のあるローラー台があることに気がつきます。しかし、この「対応」と言う文言が実は罠だったりします。に注意しよう

編集ノート:ROOM ROADERSでは、パートナーリンクからコミッションを得ています。コミッションが記事の意見や、サービスの評価に影響を与えることはありません。

ローラー台の「Zwift対応」に注意しよう thumbnail

全ての機能に対応しなくても「Zwift対応」

Zwiftをプレイする上でローラー台に必要な機能は、主に、

  1. パワー値の取得
  2. 自動負荷調整

の二つです。しかし、Zwiftのプレイ最低条件は「スピード&ケイデンスデータが取得できること」なので、センサーさえあれば、どんなローラー台でも「Zwift対応」ローラー台と呼ぶことが出来てしまいます。

中でも、「Zwift対応」とうたったトレーナーで対応していないことがあるのが自動負荷調整機能です。自動負荷調整は基本的にスマートトレーナーでしか対応できません。

「Zwift対応」ローラー台と言うと、CMで見たような勾配も再現されて、走行再現もほぼ完璧なものを想像しがちですが、「パワー値の取得」と「自動負荷調整」がない場合は、「Zwiftもギリギリ使えるローラー台」くらいに思った方が良いでしょう。

再現勾配も意外と重要

自動負荷調整機能が搭載されたローラー台でも、モデルによって最大再現勾配の範囲が異なります。

最上位グレードのモデルであれば最大で20%ほど勾配を再現してくれますが、エントリーモデルではその半分の10%しか勾配を再現できません。

Zwiftのルートでは勾配が10%以上のコースがたくさんあるので、再現勾配が大きい方がよりリアルな走行感を得ることができます。

パワーの正確性も大事

Zwiftでは、パワー(正しくは、PWR)を基準に独自のアルゴリズムで仮想空間でライドを再現します。このパワーが意外と厄介で、ローラー台によっては数値が±5%ほどズレることがあります。

たかが±5%と思いがちですが、長時間のレースとなると大きな差になります。

また、パワー計測機能がないローラー台の場合、スピードとケイデンスで仮想パワーを算出しますが、この場合は10〜15%ほどズレが生じることもあります。場合によっては、パワーが15%ほど小さく出ることもあります。

15%も数値が小さいと、レースやグループライドでは大きな差になってくるので、Zwiftを十分に楽しめないこともあります。

Zwiftにベストなローラー台は「Zwift Certified」

Zwift自身がテストをして、Zwiftで最高の体験ができることを認めたローラー台が「Zwift Certified」トレーナーです。

「Zwift Certified」トレーナーは、

  1. ±3%以内の精度
  2. 乗り心地テスト
  3. Bluetooth経由でパワーデータを送信する能力

など複数の項目をZwiftがチェックしているため、真の意味で「Zwift対応」なローラー台は、「Zwift Certified」を取得したローラー台と言えます。