ジムと自宅、どっちが安い?環境別・Zwiftプレイ・コスパを検証

Zwiftはエアロバイクにも対応しているため、対応バイクがあればジムでもプレイできます。今回は、自宅にローラー台環境を用意するのが良いのか、ジムのが安いのか、コスパやメリット・デメリットを比較してみました。

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比較前提

自宅ローラー台環境は、バイクは2万円のクロスバイクを、ローラー台はZwiftがプレイ可能なローラー台の中でも格安なWahoo KICKR SNAPを導入するのものとします。

24時間使い放題のANYTIME FITNESSを比較対象とします。ANYTIME FITNESSは、店舗によってZwiftがプレイできる室内バイクのWattbikeを導入しています。

Wattbike

Zwiftをプレイする端末は手持ちのスマホで、通信費はコストには入れないものとして比較します。

コストを比較してみよう

初期費用で比較する

まずはZwiftをプレイするための初期費用で比較します。

自宅ローラー台の初期費用はかなり高く、10万円近い費用がかかります。 一方、ジムの場合は入会金だけなので、初期費用は5,000円程度とかなりやすくなります。

項目 費用 自宅ローラー台 ジム
クロスバイク ¥20,000 -
Wahoo KICKR SNAP ¥63,250 -
入会金 ¥5,000 -
合計 - ¥83,250 ¥5,000

初期費用では8万円ほど自宅ローラー台の方が高くなる計算です。

運用コストで比較する

続いて運用コストで比較しましょう。

ここはシンプルで、自宅ローラー台の場合は運用コストは電気代を無視すれば0円。一方で、ジムの場合は月額会費が7,000円から8,000円程度となります。当然ですが、運用コストは自宅の方が圧倒的に安くなります。

ここにZwiftの月額費用1,650円がプラスされます。

トータルコストで比較する

ここからが本番です。トータルコストで比較してみましょう。

ジムの月額会費は8,000円とします。コストは初期費用と月額コスト、Zwiftの月額費用の累計を算出しています。

自宅ローラー(月換算) ジム(月換算)
初期費用 ¥83,250 ¥5,000
1ヶ月 ¥84,900(¥84,900) ¥13,000(¥13,000)
3ヶ月 ¥88,200(¥29,400) ¥29,000(¥9,667)
6ヶ月 ¥93,150(¥15,525) ¥53,000(¥8,833)
12ヶ月 ¥103,050(¥8,588) ¥101,000(¥8,417)
24ヶ月 ¥122,850(¥5,119) ¥197,000(¥8,208)
36ヶ月 ¥142,650(¥3,963) ¥293,000(¥8,139)

最初の半年まではジムの方が圧倒的にトータルコストが低くく、月額換算でも安く抑えられます。

しかし、1年でトータルコストでも月額換算でもほぼ同じになり、2年を過ぎると自宅ローラーの方がトータルコストで5万円以上も安くなり、3年になると自宅ローラーの方がジムの半分ほど、15万円以上もコストを抑えらることがわかります。

3年もZwiftをプレイするのであれば、差額の15万円で上位グレードのスマートトレーナーにアップグレードしたり、クロスバイクを本格的なロードバイクにアップグレードしたりできます。

一方で、ジムの場合は初期費用が安いのは嬉しいですが、高い月額費用が重荷になり、長くなればなるほどコスパでは不利になります。

どちらが良い?

自宅ローラー台でZwiftをプレイした方が良いケース

自宅にローラー台環境を揃えるとなると、初期費用がネックですが、2年以上プレイするのであれば、自宅にローラー台環境を構築した方が安上がりになります。万が一、Zwiftに飽きても、自転車やローラー台を下取りに出せば、コストを減らすこともできます。

また、意外と大きいのが「ジムまで行かないで良い」という点で、自宅内にあることで「好きな時に、好きなだけ」Zwiftがプレイできます。

気が向いたらパッとローラー台に乗って、ライドが終わったらそのまま家の風呂に入って終了というのはかなり快適です。「とりあえず30分だけ」や「本格的に3時間」などプレイ時間を調整しやすいのもメリットです。

その意味では、Zwiftをプレイする頻度が高く、1年以上プレイする人はジムよりも自宅ローラー台の方が快適でしょう。

ジムでZwiftをプレイした方が良いケース

ジムのメリットは「初期費用が低く、Zwift以外のフィットネスもできる」という点。他のフィットネスと組み合わせてZwiftをプレイする場合はジムにした方が良いでしょう。

一方で、ジムの場合は長期間で考えたらコスパが悪く、しかもジムまでの往復時間を考えると手軽にZwiftがプレイできる環境ではありません。ジムのエアロバイクが埋まってしまっていたら、Zwiftがプレイできないというのもデメリット。

「とりあえず初期費用をかけずにZwiftをプレイしてみたい」という方は、最初はジムのエアロバイクで初めてみて、ハマってきたら自宅ローラー台に切り替える方が良いでしょう。