ローラー台の騒音はマットでどれくらい軽減される?

ローラー台トレーニングの騒音対策としてメーカーなのは下にマットを敷くこと。今回は、専用マットとクッションマットを使って、ローラー台の騒音がどれくらい軽減されるかをテストしました。

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テスト環境

  • ローラー台:ミノウラ LR541 (固定ローラー)
  • タイヤ:IRC JETTY PLUS 23C

試したマット環境は下記の4つです。

  1. 直置き
  2. クッションマットのみ
  3. ミノウラ トレーニングマット2
  4. クッションマット + ミノウラ トレーニングマット2

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ミノウラ トレーニングマット2

テスト環境は木造戸建ての2階・フローリング洋室でローラー台トレーニングをし、真下の1階での騒音がどれくらいかをテストします。

  1. 時速30km/h
  2. 時速40km/h
  3. 時速50km/h

階下の騒音テスト

直置き

まずはそのままフローリングに直置きした場合です。

  1. 時速30km/h:うるさい
  2. 時速40km/h:かなりうるさい
  3. 時速50km/h:騒音

当たり前ですが、かなりの騒音だったそうです。

まず、直置きだと時速40km/hくらいからトレーニングをしている部屋の壁や窓も振動を始めますが、階下の天井が振動しているのがわかるそうです。時速50km/hになると、部屋どころか建物中に振動を響き渡っている感じです。

これを階下に部屋があるマンションでやったら相当なクレームものでしょう。

クッションマットのみ

続いて、クッションマットのみです。

  1. 時速30km/h:テレビの音でやや聞こる程度
  2. 時速40km/h:テレビの音でもはっきり音が聞こえる
  3. 時速50km/h:うるさい

クッションマットだけでもかなり軽減されることがわかりました。クッションマットだと、ローラー台スペース分くらいだと1,000円もしないので、対策としてはコスパがいいですね。

ミノウラ トレーニングマット2

続いて、ミノウラ トレーニングマット2を使った場合です。

  1. 時速30km/h:テレビの音で聞こえなくなる程度
  2. 時速40km/h:静かにしていてやや音が聞こえる
  3. 時速50km/h:ややうるさい

専用のトレーニングマットだけに低速時は単品でもかなり軽減が確認できました。

効果としては明らかにクッションマットだけよりも大きいとのことです。これは、ミノウラ トレーニングマット2がローラー部分に振動吸収素材があることが大きいかと思われます。

ただ、時速40km/hを超えるとローラー台フレームの騒音だけでなく、ドライブユニットの音も大きくなってしまうので、どうしても音は聞こえてしまいますね。

クッションマット & ミノウラ トレーニングマット2

最後にクッションマットの上でに、ミノウラ トレーニングマット2を敷いて、その上にローラー台を乗せるパターン。

  1. 時速30km/h:静かな状態でもうっすら聞こえるくらい
  2. 時速40km/h:わずかに音が聞こえる
  3. 時速50km/h:やや音が聞こえる

階下でモニターしてもらった人間に聞いたところ、クッションマット & ミノウラ トレーニングマット2は圧倒的に音が違うとのことでした。

専用マットでローラー台からの振動が軽減されている上に、クッションマットでわずかな共振も吸収することで、かなりの防音効果があるようです。

隣の部屋の騒音テスト

今度は隣の部屋の騒音をテストしてみます。先程は階下でしたが、今回は、集合住宅の場合は隣の部屋への騒音の判定に使えるかと思います。

直置き

まずはそのままフローリングに直置きした場合です。

  1. 時速30km/h:かなりうるさい
  2. 時速40km/h:騒音
  3. 時速50km/h:ストレス

当然ですが、床よりも壁の方が薄いため、騒音はかなりのもののようです。これは夜に集合住宅でやってはいけないレベルですね。

クッションマットのみ

続いて、クッションマットのみです。

  1. 時速30km/h:やや聞こえる
  2. 時速40km/h:エアコンの室外機くらい
  3. 時速50km/h:はっきり音が聞こえる

こちらもクッションマットだけでも軽減されることがわかりました。階下よりも大きく聞こえるとのことだったので、やはり隣の部屋の方が床と壁のダブルで音が伝わるせいでしょう。

ミノウラ トレーニングマット2

続いて、ミノウラ トレーニングマット2のみを使った場合です。

  1. 時速30km/h:やや聞こえる
  2. 時速40km/h:エアコンの室外機くらい
  3. 時速50km/h:はっきり音が聞こえる

意外とクッションマットだけと大きな差はなかったようです。おそらく壁づたいの騒音をあまり軽減できていないからだと思われます。

クッションマット & ミノウラ トレーニングマット2

最後に、クッションマットと専用マットのダブル。

  1. 時速30km/h:うっすら聞こえるくらい
  2. 時速40km/h:音が聞こえる
  3. 時速50km/h:大きめの音が聞こえる

階下への騒音と比べると効果は薄いですが、クッションマットやトレーニングマットだけよりもかなり音は小さかったそうです。

ダブルにすることで騒音吸収性が上がったことで、壁への振動が軽減されたからかもしれません。

結論:専用マットとクッションマットを両方使おう

ということで、結論としては専用マットでも十分に防音性能はあるけれど、より防音性能を高めるならダブルで使うのがベストということがわかりました。

専用のトレーニングマットは高い買い物ですが、クッションマットはセットで1,000円くらいで買えるので、追加1,000円くらいで効果がこれだけ上がるのであれば、買って損はないかと思います。