市販のヨガマットをローラー台の騒音対策として使うメリット・デメリット

手頃な価格で手に入る市販のヨガマットを、ローラー台の騒音対策として使うメリット・デメリットなどをまとめました。

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厚手のヨガマットならある程度の防音効果は期待できる

市販のヨガマットは、100cm x 200cmほどのサイズの製品が多く、ローラー台用のマットとしてサイズ的にピッタリです。しかも、「防音機能」も目的とした厚手のヨガマットであれば、ローラー台による騒音を多少軽減させることは可能です。

ただし、これは「ローラー台をそのまま置いてトレーニングするよりかは防音効果はあり」くらいのもので、ローラー台専用のマットと比較するとどうしても防音性は低くなります。

なぜローラー台専用マットの方が防音効果が高いのか?

ローラー台専用の防音マットは、騒音を軽減させることが主な目的なため、ローラー台から発生する細かな振動を独自ポリマーで軽減させるように設計されています。そのため、ローラー台専用マットは重量が1kgを超えるものがほとんどです。

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Elite トレーニングマット

一方で、市販の手頃な価格なヨガマットは、振動を軽減させることよりも、床に座ったり転がったりした時の体の痛みを軽減させることを主な目的としています。また、ヨガ教室などにも持っていけるように、手軽さも重要です。そのためヨガマットは1kg未満の製品が多くなっています。

ローラー台専用マットは持ち運びをしない前提で、重くても防音性能を高めたものが多く、ヨガマットは防音性よりも手軽さにフォーカスした製品が多くなっているのです。

なお、Wahooのトレーニングマットは、ローラー台だけでなく通常のフィットネスでも使えるように設計されているため、ヨガや筋トレでも使う方に最適です。

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Wahoo KICKR多目的フロアマット

市販のヨガマットを使うことのデメリットも

ローラー台専用マットは、上に20kg以上の重さ(ローラー台 + ロードバイクなどの自転車)を固定して乗せることを前提しているため、比較的硬い素材が採用されていますが、市販のヨガマットは、人間がマット上でいろんなポーズを取る(一つの場所に長時間いない)前提なので、重さに対してそこまで強くありません。

そのため、市販のヨガマットでローラー台トレーニングをしていると、ヨガマットにローラー台の跡が着くようになり、次第に沈んできてしまいます。

マットで沈んでしまうと、その部分は床との距離が短くなるため、当然防音効果も低くなってしまいます。

また、ローラー台でクリートペダルのロードバイクなどを使う場合、ヨガマットなどの柔かい素材だとクリートで簡単に穴が空いたり、破れたりしてしまうのもデメリットの一つでしょう。

手軽さを求めるならコルクマットの方がメリットが大きい

ローラー台専用マットではなく、手頃な価格で手に入れたいのであれば、市販のコルクマットを使うというのも一つの手です。

コルクマットはポリウレタンやEVAのジョイントマットの表面にコルク素材を貼り付けている製品が多く、コルクはポリウレタンやEVAよりも硬いため、ローラー台による沈みを軽減させることが可能です。

また、コルクマットであれば1枚からバラ売りをしているので、万が一傷んでしまったとしても、追加で数枚購入して張り替えれば良いというのもメリットの一つです。

ただし、ローラー台スペース分くらいのコルクマットを買うと、安めのローラー台専用マットとそこまで価格差がなくなってくるのがデメリットです。