スマートトレーナーとサイコンを併用するメリットは？
公開日：2022-01-17
スマートトレーナーでのトレーニングで普段使いのサイコンを併用すると意外とメリットがあります。
スマートトレーナーとサイコンを併用するメリット
サイコンでより詳細なデータを一気に確認できる
バーチャルサイクリングでは、パワーやケイデンス、心拍数などの数値の他に、マップデータやライバルの速度など様々な情報が表示されますが、サイコンでは自分のデータだけを瞬時に確認できます。
これは、サイコンが実走でパッと見ただけでライドの状態を把握できるために画面レイアウトなどが工夫されているからで、サイコンの強みでもあります。
詳細なデータを取得できる
パワーの詳細データを取得できるスマートトレーナー・やパワーメーターを使っている場合は、サイコンを使うことで左右のペダリングのブレを取得できます。これは、ペダリングの練習を行う上では重要です。
また、心拍数センサーで心拍データを連携させる場合、ほとんどのサイコンで「どの心拍ゾーンにいるか？」のチェックの瞬時に行えます。
このように、ライドの状態を詳細にチェックしたいなら、サイコンを使うのは一つの手です。
バーチャルサイクリングの状況に影響しないデータが確認できる
バーチャルサイクリングでは仮想空間でのコースや他のライダーとの状況において、スピードが変わってきます。
パワーメーターを使っている場合は、パワーを指標にすればトレーニングの精度が分かりますが、スピードセンサーでトレーニングをする場合は、「今は速いのか遅いのか」が分かりづらいのが、バーチャルサイクリングのデメリットです。
もし、スピードセンサーでバーチャルサイクリングをしているのであれば、サイコンを一緒に使うことでどれくらいのスピードが出ているのかという定量的な判断ができます。
例えば、平坦で30km巡航ができるようにトレーニングをしたいなら、Zwiftでサイクリングをしつつ、サイコンで時速30kmを維持するようにすれば、巡航速度トレーニングができます。
サイコンを同時に使うデメリット
Bluetooth & ANT+センサーとANT+サイコンが必須
スピードにせよ、パワーにせよ、バーチャルサイクリングなどのトレーニングアプリではBluetoothでスマホなどと連携するのが普通です。そのため、サイコンを同時に接続するのであれば、ANT+でデータをやり取りする必要があります。
サイコンとセンサーの間をANT+で通信するために、どちらもANT+に対応している必要があります。
現在持っているセンサーやスマートトレーナーがBluetoothとANT+の両方に対応しているのであれば問題ないですが、対応していない場合は、追加で機器を購入する必要があります。
異なるデータが二つ発生する
トレーニングアプリとサイコンの二つでデータを取得すると、Stravaなどのデータ管理アプリを使うときに二つの異なるデータが発生してしまいます。
パワーメーターベースの場合は問題はないですが、スピードセンサーでバーチャルサイクリングをする場合は、バーチャルサイクリングアプリの速度とサイコンの速度は間違いなく別のものになります。
同時に使う場合は、どちらのデータをライドデータとして使うかを決めておきましょう。