ローラー台用に専用ホイールは必要?
更新日:2023-09-07公開日:2022-02-02
ローラー台専用タイヤを使うのは大きなメリットがありますが、ホイールはどうでしょうか?今回は、ローラー台専用ホイールは必要なのか、メリットはあるのかをまとめました。
ローラー台専用ホイールは必要?
ホイールは普段使いのもので問題ない
ローラー台トレーニング用に、専用タイヤを用意すると騒音の軽減や、グリップ感のアップに役立ちます。
しかし、ロードバイクのホイールとローラー台はエンド金具で接続されているだけですので、専用のホイールを用意する必要はありません。
ダイレクトドライブならそもそも不要
最近のスマートトレーナーは、ほとんどがダイレクトドライブ式のローラー台になっています。
ダイレクトドライブ式の場合、後輪のホイールは不要となるので、そもそもホイールが不要です。(ただし、前輪は高さをつけるために必要です)
ローラー台専用ホイールを用意するメリット
普段使いのロードバイクなどをローラー台でも使う場合は、普段使いのホイールにローラー台専用タイヤを装着してしまうと、外を走る際にタイヤをローラー台専用タイヤから通常タイヤに履き替える手間があります。
安いホイールでも構わないのでローラー台専用ホイールの用意しておいて、そちらにだけローラー台専用タイヤを装備しておくと、運用上、非常に便利です。
敢えて重いホイールを使うトレーニングも
ダイレクトドライブ式ではない固定ローラー(クラシックローラーとも呼ばれます)を使う際は、後輪のホイールを使いますが、ここで使うホイールを敢えて、安い・重いホイールにするという手もあります。
安い・重いホイールでトレーニングをしておいて、実走では上位グレードの軽量ホイールを使えば、実走でかなり楽に感じるはずです。
ホイールの劣化を防ぐことが出来る
アルミやカーボンなど、強度の高い素材で構成されているホイールでも、使い続ければ劣化してきます。ハブ周りは使い続けることでメンテナンスも必要になりますし、スポークはテンションをかけることで劣化していきます。
その意味では、安価なホイールでローラー台トレーニングを行うことで、高価なホイールの劣化を防ぐことが出来ます。
特に、10万円以上する高額なホイールは長く使いたいですから、ローラー台で無駄に劣化させるよりも、使い分けをした方が良いでしょう。
ローラー台専用ホイールを選ぶ際のポイント
クリンチャーホイールにしよう
ローラー台専用タイヤはクリンチャータイプのみになっているため、ローラー台専用ホイールもクリンチャー専用のホイールを選びましょう。
流通しているホイールの大半はクリンチャーですが、最近ではクリンチャーと見た目がそっくりなチューブレスホイールも増えているので「買ってから間違いに気づいた!」ということがないようにしましょう。
対応スプロケットに注意しよう
使っている自転車が変速機能付きの場合は、ホイールの対応スプロケットにも注意しましょう。
ホイールには、大きく分けて8・9・10速ホイール、11速ホイールがあって、どちらを何速のスプロケットで使うかによって、必要なスペーサーの有無などが変わってきます。
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当然ですが、ローラー台専用ホイールを用意するのであれば、スプロケットも二つ(実走ホイール用、ローラー台ホイール用)必要になります。