ターボトレーナー?ローラー?室内トレーニング機器の名称を解説

日本ではローラー台というと「3本ローラー」と「固定ローラー」という呼称が多いですが、海外では呼び方が違います。今回は、海外通販でローラー台を買う方に向けて、ローラー台の海外での呼び方をご紹介。

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海外製品でよく使われているローラー台の名称

ターボトレーナー(固定ローラー)

ターボトレーナーは、日本で言う固定ローラー台

回転させるドライブがあるタイプのローラー台をターボトレーナーと呼んでいます。日本では「固定ローラー」と呼ばれるタイプのローラー台ですが、海外メーカーサイトなどで見ると「ターボトレーナー(Turbo Trainer)」という名称になっていることがほとんどです。

「ターボトレーナー」は自転車を固定するタイプのローラー台を指しているので、自転車をどう固定するかで、

  1. クラシックタイプ
  2. ダイレクトタイプ

が分かれます。つまり、ダイレクトドライブの固定ローラー台も、海外製品では「ターボトレーナー」の一種です。

また、ドライブを回転させるタイプなので、ドライブ側で負荷調整ができるため、負荷調整の有無、負荷調整が自動か手動かなど、様々なタイプがあります。

中でも、自動負荷調整があり、パワー計測機能がある固定ローラーは、後述する「スマートトレーナー」と呼ばれます。

ローラー(3本ローラー)

ローラーは、日本で言う3本ローラー

3本ローラーの呼び方は、日本人には意外とやや厄介です。

日本では「ローラー」というと「ローラー台の総称」となりますが、海外では、日本では「3本ローラー」と呼ばれる「3本のローラーが駆動する自転車用室内トレーニング機器」を「ローラー(Rollers / Cycle Rollers)」と呼びます。

海外でいうところの「ターボトレーナー」を日本では「固定ローラー」と呼ぶので、「どちらもローラー台でしょ?」となって混同しやすいですが、全く別の製品になるので、海外通販などで探す際は注意する必要があります。

スマートトレーナー

スマートトレーナーは海外でもそのままスマートトレーナーと呼ばれる

最近のZwiftブームなどで急激に増えてきたのがスマートトレーナー(Smart Trainer)。

スマートトレーナーというと上の画像のようなダイレクトドライブ式を思い浮かべますが、実際にはダイレクトドライブ式のローラー台以外にもスマートトレーナーはあります。

例えば、EliteのTUOのようにクラシックタイプの固定ローラー式スマートトレーナーや、WahooのKICKR ROLLERのような3本ローラー式スマートトレーナーもあります。

このあたりの混同を避けるために、「Direct Drive Smart Turbo Trainer」といった形で、全ての単語を入れるメーカーもあります。

スマートトレーナーに搭載されている機能はいくつかの種類がありますが、主に、

  1. スピード/ケイデンス計測
  2. パワー計測
  3. 自動負荷調整

などを内蔵したコンピュータで行い、スマホ・タブレット、もしくはPCとデータを送受信してアプリとトレーナーの負荷を連動させることができるローラー台が「スマートトレーナー」と呼ばれることがほとんどです。

しかし、パワー計測や自動負荷調整がないローラー台も「スマートトレーナー」という名称で販売されているパターンもあります。

RGT Cyclingのように、パワーメーター必須なバーチャルトレーニングもあるので、バーチャルサイクリングを楽しみたい場合は、特にこの辺りに注意しましょう。

海外メーカーのローラー台を探すときは名称だけでなくスペックも注意してみよう

このように海外メーカーはローラー台につける名称が日本とは少し異なるため、しっかりと説明文やスペックも見てから購入する必要があります。

特に、通販などで「Zwift対応!」と書いてあるのに、パワーメーターがないローラー台だったり、自動負荷機能がないローラー台はたくさんあります。

パワーメーターを持っている場合や、自動負荷機能が不要な場合は良いですが、YoutubeなどにアップされているZwiftのプレイ動画などでは、Wahooなどのハイエンド・トレーナー使っているので「どんなスマートトレーナーでも全く同じことができる」と思って買ってみたら、全くできなかったというケースもあるので注意が必要です。