Zwiftを自動負荷調整なし、スマートトレーナーなしでプレイしたらどうなる?楽しめる?

仮想空間の勾配に合わせて負荷が変わるのがZwiftの魅力の一つですが、高価なスマートトレーナーが必須です。今回は、Zwiftをスマートトレーナー、自動負荷調整なしでプレイしたらどうなるのかをまとめました。

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Zwiftで自動負荷調整機能なしでプレイすると?

Zwiftは、自動負荷調整機能のあるスマートトレーナー使ってプレイするのが前提となっているサービスですが、実はスマートトレーナーなしでもプレイが可能です。

では、スマートトレーナーなしの場合スマートトレーナーZwiftではどういった感じになるのでしょうか?

実際にプレイしてみると、平坦では概ね普通にローラー台で走っているのと同じ感じですが、上り坂になるとペダリングは同じなのに急に速度が落ちます。逆に下り坂になると、大して漕いでないのに急に時速50kmくらいになったりします。

Zwiftはスピードとケイデンスからパワーを推定して、坂道などの勾配があるところではパワーに準じて速度に反映するためです。

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XOSS Bluetooth スピードセンサー

そのため、自動負荷調整機能がないローラー台でZwiftをプレイすると、「(パワーを上げるために)上りでギアを上げて、(パワーがなくてもスピードが出るので)下りでギアを下げる」という”実走と逆のシフト”をすることになるので、この点が実走と大きく異なってきます。

Zwiftでのプレイにどれくらい影響があるか?

Zwiftはアプリの画面内で勾配を表示してくれているので、勾配が変わってきたらギアを上げたり下げたりすれば、概ねのプレイには問題ありません。平坦のコースなら誤差は少しと思っても良いでしょう。

特にソロでトレーニングしていてスピードを無視するなら「坂道なのにキツくないなぁ」と感じるくらい、スピードをしっかり追求して楽しむなら「こんなに漕ぐの?キツイ!」という感じでしょうか。

レースなどで誰かとプレイしているのであれば、影響はあるでしょう。自動負荷調整機能で重くなる方が感度としては速いので、迅速な対応が求められるZwiftレースでは勝負の分かれ目になるかもしれません。

どちらにしても、精度を求めないのであれば、自動負荷調整機能がなくてもZwiftは十分に楽しめます。

Zwiftに自動負荷調整機能はいらない?

では、Zwiftに自動負荷調整機能はいらないのかというと、それは「Zwiftの楽しみ方次第」と言えます。

Zwiftで自動負荷調整機能が生きる場面は特に坂道で、実走と同じ感覚で「上り坂で頑張る」「下りで休む」といったことができるのは自動負荷調整機能の最大のメリット。

自動負荷調整機能がなくても自転車のギアを軽くすれば同じなのでその意味では「いらない」とも言えますが、「坂道は重いから、平坦で少しパワーを落とそう」などの実走と同じライドが出来るという意味ではあった方が楽しさは倍増します。

また、自動負荷調整機能がある最大のメリットとしては、15%などの激坂を再現できる点でしょう。激坂での再現は固定ローラーや3本ローラーでは難しく、自動負荷調整があるスマートトレーナーの最大のメリットでもあります。

スマートトレーナーを使わないなら大画面タブレットなどを用意しよう

もし、自動負荷調整機能がない状態でZwiftをプレイする場合は、画面の情報が非常に重要になります。

「なぜ今ライバルに抜かれてのか?」「急にパワーが下がったけど?」など、Zwift内でのプレイ状況は、アプリの画面に表示されるスピードと勾配情報から判断してプレイすることになるので、画面が小さいと非常にストレスです。

Zwiftのプレイ画面は非常に細かくて小さな文字が並んでいるので、最低でも10インチ以上のタブレットがあったほうがプレイは快適でしょう。


Zwiftを自動負荷調整なしでプレイしたらどうなるのかを見てきました。

Zwiftはそもそも仮想空間でライドを楽しむアプリで、多少の誤差やデータのズレはあるもの。その意味ではローラー台での走りが多少ずれていたとしても、レースでなければ神経質にならなくても楽しめます。