3本ローラーと固定ローラーの使い分けは?

ローラー台トレーニングといえば、3本ローラーと固定ローラーがメジャーですが、実は鍛えられる部分が大きく違います。今回は、両者の違いと使い分けについて見ていきましょう。

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ローラー台はタイプによって目的が違う

固定ローラー:負荷トーレニングに最適

固定ローラーの良いところは、高い負荷をかけられるところです。

クラシックローラーなら「タイヤを押し付けて重いローラーを回す」、ダイレクトドライブなら「直接負荷のあるドライブユニットを回す」ので、そもそもがペダリング重くなります。

常に負荷がかかっているので、ペダルを回さないとすぐに止まります。「ペダルを漕ぎ続けなくてはならない」というのが地味に辛いトレーニングになります。負荷調整機能がついたモデルなら、さらに重くして負荷を高めることも可能です。

固定ローラーはフレームを固定するので、実走では車体が倒れてしまうような、高いパワーを長時間かけることも可能ですが、実走でのトレーニングと組み合わせないとペダリングに変な癖がついて「ローラー台だけ強い」という状況になることがあります。

3本ローラー:バランス・ペダリングスキル向上に最適

3本ローラーの良いところは、固定されていないのでバランス感覚や、ペダリングスキルが向上できる点です。左右のバランスがうまく取れていないと乗ることさえも出来ないので、バランスの良い、効率的なペダリングスキルを獲得できます。

一方で、固定ローラーと違って負荷が高くない(負荷調整機能モデルもあり)ので、負荷トレーニングにはあまり向いていません。

トレーニング内容に合わせて使い分けるのもアリ

固定ローラーがあったら3本ローラーは不要、逆も然り、というのが普通の考えですが、もしスペースやお金に余裕があるなら、両方持っておいても損はありません。

最近は中古ならどちらも1万円くらいで入手可能なので、トレーニングメニューに合わせて使い分けると、ロードバイク・トレーニングのバリエーションが広がります。