ローラー台トレーニングで週の総走行距離を伸ばそう
公開日:2022-08-08
ロードバイクトレーニングで重要になるのが「総走行距離」。まとまった時間が取れない人でも、ローラー台を使えば走行距離を伸ばすことができます。
なぜロードバイクの上達に「走行距離」が大事なのか?
ロードバイクのトレーニング本に必ず書いてあるのが「乗り込まないとロードバイクは上達しない」と言うこと。
しかし、会社や学校があると簡単にロードバイクに乗る時間は取れません。そうなると週末のライドでまとめて距離稼ぐことになりますが、初心者の方なら50kmくらい、中級者の方でも100kmくらいが普通でしょう。200kmとなると一日がかりの距離です。
上級者の方になると年間で5,000〜10,000km走るのが普通になりますが、週末だけだと毎週200km以上のライドが必要となり、他の予定が組めなくなってしまいます。
そこで走行距離を伸ばすのに最適なのがローラー台です。
ローラー台が総走行距離を伸ばすのに最適な理由
時間に縛られない
ロードバイクで長距離トレーニングをするとなると、サイクリングロードか、近場の交通量の少ない地方のルートを探すのが一般的です。
しかし、それらの道は街灯がないことが多く夜間のトレーニングに不向きなので、必然的に朝から夕方の時間でトレーニングすることになります。会社や学校があると朝から昼の時間は走れないので、必然的に週末トレーニングのみになってしまいます。
しかし、ローラー台なら、部屋でいつでも走ることが出来るので、時間さえ取れれば自宅で100km走ることも可能です。100kmというと時速30kmほどで約3時間半です。
一回で約3時間半は難しくても、35kmを週3回走れば100kmになるので、平日はローラー台で夜1時間だけ走って、週末にまとめて100km走れば、週の総走行距離は200kmになります。
信号がないからずっと巡航速度で走れる
公道を走る時のデメリットが信号などでストップ&ゴーがかかることです。多い時ではトレーニング時間の30%くらいが信号待ちということも。
ローラー台なら、信号がないのでずっと巡航速度を保つことができます。巡航速度30km/hを維持できる方なら、ローラー台なら1時間で30km走ることができますが、公道では平均速度が落ちるので1時間半から2時間弱はかかります。
半分の時間で同じ距離を走れるのであれば、忙しい平日はローラー台トレーニングにすることで浮いた1時間を好きなことに使えます。
走りながら別のこともできる
使うローラー台が固定式の場合h、ローラー台で走る時に映画を見たり、音楽を聞いたりと、自転車とは別の作業も同時にできます。これは外を走る時には決してできないことです。
上級者になると、ローラー台でトレーニングをしつつ、Nintendo Switchなどのゲームをプレイする人もいるようで、そうなると「ゲームの時間(趣味の時間)」と「トレーニングの時間」を両立できるようになります。
ローラー台でトレーニングをしつつ、趣味の時間も兼ねることができれば、別々にやる時に比べて1/3ほどの時間でトレーニングと趣味を両立できてしまいます。
ローラー台では出来ないトレーニングもある
メリットばかりのように感じるローラー台トレーニングですが、欠点もあります。それは、外を走る状況と全く同じではないと言うことです。
外を走ると、ちょっとした段差や交通事情、向かい風や道の勾配など、様々なシチュエーションに合わせてライドを適正化するテクニックが必要です。しかし、ローラー台はそうしたテクニックは養えません。
ダイエットなどの目的ならライドテクニックは不要ですが、ロードバイクで外を走るのが前提ならば、ローラー台だけでなく外での実装も重要だと言うことは覚えておきましょう。