ローラー台を中古で買う際の気をつけたいポイント

• やりたいトレーニングができるか
• 各種パーツが揃っているか
• 修理パーツが入手可能か
• 故障しやすいモデルではないか？
• 簡単には処分ができないことを心しておこう
• 中古でローラー台を買うなら、自転車中古専門店で買おう
  • リサイクルショップの中古ローラー台でも問題ない？

やりたいトレーニングができるか

かつてはローラー台トレーニングというと、サイコンの数字を見ながら黙々と走ることが多かったですが、現在ではZwiftなどのバーチャルサイクリングアプリや、FTPトレーニングができるアプリなどが出てきたことで、ローラー台トレーニングの方法が変わってきています。

Zwiftなどのアプリでは対応するローラー台でないとプレイできないこともあるので、中古で買おうとしているローラー代が対応しているかをチェックしましょう。

最初は「とりあえず走れれば良い」と思っていても、将来的にZwiftなどをやりたくなることもあるので、出来ればトレーニングアプリに対応したローラー台を選ぶ方が良いでしょう。

各種パーツが揃っているか

専用のクイックリリースやアクスル、変換用のアタッチメントなどが揃っていないと、そもそもローラー台に固定ができないこともあります。

中古のローラー台の場合、これらの純正アクセサリが揃っていないことも多いので、購入する際には、必ず公式サイトで本来どんなアクセサリが付属しているのかを確認して、不足分がないのか、何が足りないのかを確認しましょう。

修理パーツが入手可能か

ローラー台はシンプルな構造なため機械的に壊れることは少ないですが、回転部分についてはベアリングの摩耗やパーツの劣化で故障することがあります。回転部分が故障すると、トレーニング時に耐えられないほどの異音がすることもあるので、注意が必要です。

そのため、中古でローラー台を買うときは、修理パーツが入手可能かを公式サイトや公式代理店のページでチェックしましょう。メーカーによっては、専用クイックや負荷ユニットだけでも販売していることがあり、そうしたローラー台であれば長く使うことが出来ます。

故障しやすいモデルではないか？

ローラー台の中には、故障しやすいモデルというのがあります。そうしたモデルを中古で買ってしまうと、すぐに壊れてしまう可能性があります。ローラー台の修理費用は中古の購入代金よりも高くなることもあります。

SNSやブログなどで個人の方がローラー台のレビューをしていることがあるので、そうしたレビューをチェックして、故障しやすいのか、故障した際に修理はできるのかもチェックしましょう。

不具合情報は「商品名 + 故障」や「商品名 + 不具合」、「商品名 + 修理」などのキーワードで検索をすると調べられます。

簡単には処分ができないことを心しておこう

当然ですが、ローラー台は普通ゴミとして処分することが出来ないので、粗大ゴミになります。しまっておくにしても、サイズが大きいので邪魔になります。

また、オークションやフリマで売ろうにも「重い、大きい」という送料が高くなる条件が揃っているので、売りにくいのがデメリット。送料込みでギリギリ赤字にならないくらいになることもあります。

その意味ではローラー台は一度手に入れたら処分しづらいということを覚えておきましょう。

中古でローラー台を買うなら、自転車中古専門店で買おう

中古のローラー台は、自転車専門の中古販売店だけでなく、リサイクルショップやフリマなどでも販売されています。しかし、ローラー台は専門機器なので、素人では「正常動作しているのか」「どこに不具合があるのか」を判定するのは困難です。

もし中古のローラー台を買うのであれば、バイチャリやサイクルパラダイスなどの販売実績が多い中古販売店で買うようにしましょう。これのショップなら、ローラー台の知識も多いのである程度の不具合は売る前に見つけてくれます。

リサイクルショップの中古ローラー台でも問題ない？

特に注意したいのがリサイクルショップで、なんでも扱うリサイクルショップでは正常動作をしているかの判断は難しく、そもそもリサイクルショップには、ローラー台の動作テストをするためのスポーツ自転車を置いてないことがほとんどでしょう。

その意味では、リサイクルショップで売っているローラー台は、オークションやフリマで「未確認のためジャンク扱い」とされるのに近い状態です。それなのに、価格は中古の相場を元に算出されるので、値段は安くありません。

もちろん、リサイクルショップでも正常動作の商品もたくさんありますが、リサイクルショップで販売されているローラー台を買うなら「未確認のためジャンク扱い」と同じと思っておきましょう。