高価なローラー台と安いローラー台は何が違う?安価なローラー台でも問題ない?

Zwiftなどのバーチャルサイクリングや室内トレーニングのためにローラー台は欲しいけど、高価なものは買いたくないという方のために、高いローラー台と安いローラー台は何が違うのが、安価なローラー台を選ぶ際のポイントをまとめました。

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ローラー台の価格差を生むものは?

本体に搭載された機能違い

ローラー台によって価格が異なる理由の最大の要因は機能の違いでしょう。

最新のローラー台で言えば、

  1. パワー・スピード・ケイデンス計測機能
  2. 自動負荷調整機能
  3. エンド幅アジャスト機能
  4. 自動昇降機能

あたりが主なローラー台の機能の違いです。

例えば、シンプルな3本ローラーはこれらの機能が全てありませんが、最新のスマートトレーナーであれば、ほとんどの機能を搭載しています。

これらの機能はローラー台で行うトレーニングの精度や密度、またはバーチャルサイクリングでの楽しさに連動する部分なので、「楽しさや精度にこだわらないのであれば、あまり重要な要素ではない」とも言えます。

パワー・スピード・ケイデンス計測機能や、自動負荷調整機能については、精度や再現勾配などによっても価格が違ってきます。

負荷・静粛性の違い

負荷が軽すぎるローラー台ではトレーニングになりませんし、ローラー台は室内で使うことが多いため、実は静粛性の違いは実運用を考えたら非常に重要なポイントです。

マンションやアパートなどの集合住宅に住んでいる方は、ローラー台が発する「微振動」と「回転ノイズ」は、確実に上下左右の部屋の方への騒音になります。

マットを敷くことである程度の対策はできますが、劇的に改善できるものでもないので、静粛性を求めるのであれば、やはり静粛性が高い、ある程度高価なローラー台を選ぶことになります。

ローラー台を値段で選ぶ時のポイント

静粛性を求めると価格は高くなる

ローラー台を購入する際に「静粛性を重要視する」のであれば価格はある程度を覚悟する必要があります。

Zwiftなどのバーチャルサイクリングの普及によって、ある程度ローラー台が認知されてきたこともあり、ローラー台メーカー各社は、動作時の静粛性の向上に力を入れていますが、メーカーが売りたいのは最新のハイエンドモデル。静粛性が高いのも当然ハイエンドモデルになります。

安くて静かなローラー台があればベストなのですが、静粛性を求めるとどうしても高価なダイレクト・ドライブ式のスマートトレーナーになってしまうのが現状です。

最近では、XPLOVAのNOZA oneやバーチャルサイクリング大手ZwiftのZwift Hubのように、5万円台で静粛性の高いスマートトレーナーも発売されてきていますので、今後も拡大していくことを期待しましょう。

安いローラー台を買うなら「信頼出来るメーカー」で選ぼう

固定ローラー台や3本ローラーなどの、非スマートトレーナーであれば、通販などで1万円未満で購入が可能になっていますが、しっかりメーカーを選ばないと故障や不具合を引く可能性が高くなります。

ローラー台は負荷ユニットやローラーを高速で回転させる機器なので、ちょっとした精度や組み付けの悪さや、グリスアップ次第で騒音や異音、故障へとつながります。

安いローラー台がすぐに壊れるというわけではないですが、安いローラー台はメーカーのサポートも充実していないのが現実です。

どうせあまりサポートされていないなら、中古で有名メーカーのローラー台を格安で買うというのも選択肢に入れておきましょう。

安いローラー台からアップグレードするのもアリ

まずは安価な3本ローラーなどでローラー台デビューをして、その後、ローラー台トレーニングにハマったら本格的なスマートトレーナーにアップグレードするというのはアリな方法です。

ただし、ローラー台は一度購入すると処分するのが意外と大変なスポーツ機器なので、「買うよりも処分する方がコストがかかった」ということも。

その辺りも考慮した上で購入するようにしましょう。